アニメ:約束のネバーランドSeason2-7:崩壊
2021.02.26
一期で、丁寧に丁寧に作り上げてきた砂の城。
この段階で一つの作品として完成しているので終わっても良かった。
何せ城下町を作らずとも見事な城は出来上がっている。
ところが二期に入り「ウェーイ!」って感じで子供が突然乱入。
城が崩れている様を観ているようだ。

恐れは現実に

一期で終わった場合「オレタタ=俺たちの戦いはこれからだ」になる。
昔は多かったが今は受け入れられない人が多いらしい。確かに失敗した作品以外では観ない。
ある意味で「オレタタ・エンド」は時代の風を知らず受けて出来た締めの形なのだろう。
それだけ昔の視聴者は心に余裕があったのだろう。
逆に今は望まれていないということは、余裕、豊かさが無い証明にもなる。
私はやり方次第で好きなんだけどね。
少なくとも時代にはマッチしていないらしい。

蛇足

いよいよ本丸という二期。
正直、一期の仕上がりが良かっただけに怖かった。
世の中には「蛇足」というものがある。
一期が良すぎると、その先はそう簡単じゃない。
欲を出して手伸ばした結果、既に仕上がったものも壊してしまう。

全てが崩れそう

正にそれを観ている。
これはこれで視聴者としては貴重な体験だろう。
絵に描いたような崩壊だ。
一期がまるで無かったかのような崩れっぷり。
しかも総集編を挟んだのに以前として作画が不安にさせる仕上がり。
そう遠くないうちにプルンプルンするかもしれない。
最後までは観るにしても、その裏側が凄い気になる。
スタッフさん・・・強く生きて。
原作者様・・・本当に、心からご愁傷様です・・・・。

※プルンプルン:アニメ「SHIROBAKO」で言われた表現。致命的な作画崩壊を意味する。時間、予算、人員といった様々な要因で作画を維持できなくなり、それでも放送に出さざる負えなくなった状態。

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